ハッピーカップ HOKKAIDO
2026年7月26日(日)、札幌市東区のつどーむ球技場特設会場にて、「第32回ハッピーカップ&アタック8」を開催しました。
つどーむ会場といえば、毎回選手たちを悩ませる強い風。
今回も朝から風が吹くコンディションとなりましたが、薄曇りの空は少しずつ明るくなり、午後には陽射しも差し込む大会日和となりました。
会場には、レースを楽しみにしていた子どもたちとご家族が続々と来場。通常レースに加え、コーナリング技術を競う「アタック8」、初心者を対象としたビギチャレ、チームに所属していない選手による無所属者レースなど、多彩な競技が行われました。
大きな事故もなく、子どもたちの笑顔と力強い走りに包まれた一日となりました。
東消防署のご協力で、消防車の展示を行いました。沢山のちびっ子が目をキラキラさせ記念撮影してました。
札幌市立芸術の森小学校「芸森SOUND」による演奏披露
ガチャ抽選「特賞」当選者さま味覚園 お食事券5000円×2名味覚園 焼き肉セット×1名
午前の会場を温かい空気で包んでくれたのは、2歳クラスの小さな選手たちです。
ヘルメットをかぶり、小さな手でハンドルを握ってスタートラインに並ぶ姿は、それだけで会場中を笑顔にしてくれました。
スタートの合図ですぐに走り出す子もいれば、たくさんの人を前にして少し驚いてしまう子、後ろにいるお父さんやお母さんを振り返る子もいます。
途中で止まってしまっても大丈夫。
保護者の声を聞いて、もう一度小さな足を動かし始めます。
「がんばれ!」
「あと少し!」
家族や会場の皆さんから送られる声援を受けながら、一歩ずつゴールへ向かう姿に、大きな拍手が送られました。
2歳クラスで大切なのは、順位だけではありません。
スタートラインに立てたこと。
家族から少し離れて、自分で前へ進めたこと。
そして、最後までゴールを目指したこと。
その一つひとつが、子どもたちにとって大きな成長です。
3歳クラスになると、走る速さも勝ちたい気持ちも少しずつ大きくなります。
元気よく飛び出していく選手がいる一方で、スタート前の緊張から泣いてしまう選手や、なかなか一歩を踏み出せない選手もいました。
しかし、家族から名前を呼ばれると、勇気を出して再びハンドルを握ります。
小さな体をいっぱいに使って走る姿、転んでも立ち上がる姿、ゴールで家族に抱き締められる姿。
そのすべてが、ハッピーカップでしか見られない家族の物語です。
初めて大会に参加するご家族の中には、「うちの子がレースに出られるだろうか」と心配される方もいるかもしれません。
けれど、最初から上手に走る必要はありません。
泣いても、止まっても、ゆっくりでも大丈夫です。
家族で一緒に挑戦した一日が、きっとかけがえのない思い出になります。
4歳以上のレースが始まると、会場の雰囲気は一変しました。
スタートゲートに並ぶ選手たちの表情は真剣そのもの。
合図と同時に一斉に飛び出すスタートダッシュ、風の影響を受けながらもスピードを伸ばす直線、そして順位を大きく左右するコーナーでの攻防。
わずかな判断の違いが勝敗を分ける、緊張感あふれるレースが続きました。
前の選手を追い抜くためにコースの外側から仕掛ける選手。
イン側を守り、最後まで先頭を譲らない選手。
転倒してもすぐに立ち上がり、前を追い続ける選手。
ゴール直前まで結果が分からない接戦も多く、観客席からは大きな歓声が上がりました。
ランバイクは、ただ足を速く動かすだけの競技ではありません。
スタートの反応、直線でスピードを伸ばす力、コースを読む力、相手との位置関係、そしてコーナリング技術。
選手たちは一瞬のうちに状況を判断し、自分の持つ力を出し切ります。
小さな選手たちが見せる本格的な勝負は、まさにアスリートそのものでした。
今回の大会では、4歳以上を対象とした「アタック8」を併設しました。
選手には、それぞれ異なる得意分野があります。
スタートダッシュが得意な選手。
長い直線でスピードを伸ばす選手。
そして、バイクを自在に操り、コーナーを速く回る選手。
アタック8は、その中でもコーナリング技術に焦点を当てた競技です。
選手たちは8の字に設定された特設コースに挑戦。左右に続くコーナーを、どれだけ正確に、そして速く走れるかを競いました。
コーナーへ入る位置。
体を傾けるタイミング。
出口に向かって加速を始める瞬間。
一つのコーナーを速く走るためには、いくつもの技術が必要です。
勢いよくコーナーへ進入してタイムを縮める選手もいれば、無駄のないラインを選び、安定した走りを見せる選手もいました。
通常レースとは違い、自分自身の技術と記録に向き合うアタック8。
一回目の走行を終えると、選手たちは自分の走りを振り返り、次の走行ではさらに速いタイムを目指しました。
ライバルとの順位だけではなく、「さっきの自分を超える」という新しい挑戦が生まれた競技となりました。
初心者を対象とした一発レース「ビギチャレ」
通常レースでは、経験豊富な選手の速さに驚いた子もいたかもしれません。
それでも、同じようにレース経験の少ない選手同士でスタートラインに立つことで、「今度こそ前を走りたい」「最後まで諦めずに走りたい」という新しい気持ちが生まれます。
速い選手だけが主役なのではありません。
初めてスタートできた選手。
前回よりも長く走れた選手。
転んでも自分の力で立ち上がった選手。
ハッピーカップでは、それぞれの挑戦と成長がすべて大切な一歩です。
ビギチャレをきっかけにレースの楽しさを知り、次の大会では通常レースの上位を目指す選手が生まれることを期待しています。
チームに所属した経験のない選手を対象とした「無所属者レース」
所属チームで練習を重ねる選手が多い中、家族と一緒に練習してきた選手や、自分なりの方法で走りを磨いてきた選手たちが、一発勝負に挑みました。
スタート前には緊張した表情を見せていた選手も、レースが始まれば全力疾走。
チームに所属していなくても、大会へ挑戦することができる。
初めてでも、経験が少なくても、スタートラインに立つことができる。
無所属者レースは、ランバイクレースへの入口を広げる大切な競技の一つです。
今回の経験をきっかけに、さらにランバイクを好きになり、新しい目標を見つけてくれることを願っています
会場では、スポーツエデュケーション・ラボによる「Let’sバク転」バク転レッスンも行われました。
子どもたちにとって、バク転は一度は憧れる特別な技です。
専門スタッフの指導を受けながら、体の使い方を学び、少しずつ新しい動きに挑戦しました。
私たちは、さまざまな運動を経験することが、ランバイクの上達にもつながると考えています。バク転や体操を通して身につく、体を支える力やバランス感覚、多様な体の動かし方、思い切って挑戦する気持ちは、ランバイクはもちろん、あらゆるスポーツの土台となる大切な力です。
レースの合間にも体を動かして楽しめる企画となり、多くの子どもたちの笑顔が見られました。
会場には4台のキッチンカーが集まり、大会を盛り上げてくれました。
レースの合間に家族で食事を楽しんだり、頑張って走った後に冷たいアイスを味わったり、甘いチュロスをうれしそうに頬張ったり。
会場には、おいしい香りと子どもたちの笑顔が広がりました。
朝から夕方まで続く大会では、レースだけでなく、家族みんなで一日を楽しめることも大切です。
次の出走を待ちながら食事を楽しむ時間や、レースを終えた子どもを家族でねぎらう時間も、ハッピーカップの大切な思い出です。
今回の第32回ハッピーカップでは、通常レースだけではなく、アタック8、ビギチャレ、無所属者レース、バク転レッスンなど、さまざまな挑戦の場を設けました。
選手一人ひとり、得意なことは違います。
直線が速い子もいれば、コーナーが上手な子もいます。
勝負に強い子もいれば、何度転んでも立ち上がれる子もいます。
初めての会場でも笑顔で走れることや、緊張しながらスタートラインに立てることも、立派な強さです。
大会を通じて、自分の得意なことを見つけ、「もっと速くなりたい」「もう一度挑戦したい」と感じてもらえたなら、これほどうれしいことはありません。
風の強いつどーむ会場での開催となりましたが、午後には陽射しも差し込み、大きな事故もなく、無事に大会を終えることができました。
参加してくれた選手の皆さん。
子どもたちを支え、会場から温かい声援を送ってくださったご家族の皆さま。
大会を盛り上げてくださった出店者、講師、スタッフ、ボランティア、協力企業、関係者の皆さま。
心より御礼申し上げます。
ハッピーカップ北海道は、初めてランバイクに乗る小さな子どもから、トップを目指して練習を重ねる選手まで、すべての子どもが挑戦できる大会を目指しています。
「まだレースには早いかもしれない」
そう思っているご家族も、まずは一度、会場へ遊びに来てください。
一生懸命走る子どもたちの姿、家族から送られる声援、ゴールした瞬間の笑顔を見れば、きっと「次はうちの子も参加させてみたい」と感じていただけるはずです。
次回大会でも、たくさんの子どもたちとご家族にお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています。
家族で踏み出す最初の一歩も、トップを目指す次の一歩も。
ハッピーカップ北海道は、子どもたちのすべての挑戦を応援します。
※順不同
当日は場内アナウンスにより各ご協賛企業さまのご紹介を行いました。