第25回ハッピーカップ開幕戦レポート

笑いあり 涙あり 感動あり
春のつどーむに集った未来のレーサーたち

2025年5月5日、こどもの日に記念すべき第25回ハッピーカップ開幕戦が、札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」で開催されました。例年は風が強く吹き抜ける会場として知られるこの地ですが、この日は比較的風も穏やかで、肌寒さは感じられるものの、時おり柔らかな陽射しが差し込む天候に恵まれました。会場には選手やご家族、観客を含め、約720人が集結。春の青空のもと、今季のスタートを飾るにふさわしいにぎやかでエネルギッシュな一日となりました。

初開催!大注目の「障害物レース」
今回の大会では、従来のレースに加えて、初の「障害物レース」が同時開催されました。バランスを取るジグザクゾーンやジャンプポイントのハードル、山を越えるセクションなど、まるでアスレチックのような特設コースに、子どもたちは果敢に挑戦。観客からは自然と拍手や歓声が巻き起こり、会場の熱気は序盤から最高潮に達しました

特に印象的だったのは、初参加となる2歳児の障害物レースシーン。ヨチヨチと頼りない走りながらも、一生懸命に前に進む姿は、まるでぬいぐるみが動き出したかのような愛らしさ。会場中が思わず笑顔になる、まさに“かわいさの渋滞”状態でした。

一方、3歳クラスから障害物レースと本戦の両方に挑戦。
スピードも少しずつ上がってきますが、まだまだ幼い心が残っている年齢。スタート直前で不安になって泣き出してしまったり、「ママがいい~!」と出走を拒否する姿も。けれど、そんな小さなドラマ一つひとつが、ハッピーカップならではの温かさでもあります。

そして、4歳・5歳クラス以上になると、雰囲気は一気に「レースモード」へ。ハンドルを握る手には力強さが宿り、コーナーを攻めるその姿はまさに「小さなレーサー」。大人顔負けのスピードと集中力に、観客からは「すごい!」と驚きの声があがるほどでした。

息を呑む接戦!6歳・7歳・8歳クラスのハイレベルな戦い
午後から行われた6歳・7歳・8歳クラスのレースは、まさに“本格レース”そのもの。スタートの合図とともに飛び出した選手たちは、一歩も譲らぬスピードとテクニックで火花を散らしました。ぶつかりそうでぶつからない、絶妙な距離感のまま展開されるデッドヒートに、会場全体が息を呑み、熱気と興奮が一気に高まります。

多彩な体験コーナー&グルメでにぎわい満点
レースの合間も、子どもたちは大忙し。日本けん玉協会による「けん玉体験」では、難しい技に挑戦する真剣な表情や、「できた!」と喜ぶ笑顔が印象的でした。さらに、北海道ミニバイクレース協会による試乗体験では、初めてエンジン付きバイクに触れる子も楽しそうに風を切り、未来のライダーとしての一歩を踏み出していました。

また、東警察署の協力で実施されたパトカー展示&撮影会、安全講話も人気コーナーのひとつ。制服姿の警察官と笑顔で写真を撮る子どもたちの列は途切れることなく、交通安全について親子で学ぶ貴重な場となりました。

そして、イベントをさらに盛り上げたのは、会場内に並んだグルメブースたち。焼きそば、海鮮カレー、豚丼、クレープなど、4台のキッチンカーと3店の露店が軒を連ね、レースの熱気に包まれた会場においしい香りを届けていました。

毎回大人気!豪華賞品が当たる抽選ガチャ
会場のにぎわいをさらに盛り上げたのは、毎回恒例の「抽選ガチャ」コーナー。協賛企業さまからご提供いただいた新鮮な野菜やお菓子、おもちゃなどの景品がズラリと並び、子どもたちはガチャを回すたびに一喜一憂。

中でも今回の目玉賞品は、ランバイク関連グッズ、そしてなんといっても味覚園さまご提供の1万円分のお食事券!この豪華賞品を狙って、会場内での食事を楽しみながら補助券を集める親子連れの姿も多く見られました。「食べて遊んで、さらに当たるかも!」というお楽しみ要素に、家族みんなでイベントを満喫していただけたようです。

こどもの日にふさわしい、笑顔あふれる一日
記念すべき第25回を迎えたハッピーカップ開幕戦。出走する子どもたち、応援する家族、イベントを盛り上げる体験コーナーや出店ブース――すべてが一つになり、春のつどーむを温かな空気で満たしました。

今年も、たくさんの笑顔とドラマが生まれるハッピーカップ。今季のスタートを飾ったこの一日が、参加したすべての人にとって、忘れられない“こどもの日”となったことでしょう。

HBC北海道放送さまから取材されました。
画像リンクから動画と記事が見られます。

北海道新聞社さまから取材されました。

第25回大会 協賛企業一覧

※順不同

当日は場内アナウンスにより各ご協賛企業さまのご紹介を行いました。